シビック庁舎改修より教育環境の改善こそ優先すべき

3/27/2024

文京区

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20年以上前に設置した老朽エアコンが区立小学校11校と中学校3校に計120台あり、その内59台は新年度もそのままで、新しくする予算は計上されていないことが、3月6日に開かれた予算委員会で金子区議の総括質疑で明らかになりました。
史上最も暑かった昨年夏に「エアコンが効かない」という声が学校や児童・生徒からあがり、急遽、老朽エアコンの取替が一部の学校で行われました。
区は新年度予算に学校の老朽エアコン取替(一部新設、増強含む)のため約4億8千万円を計上しましたが、老朽エアコンの一掃は先送りする構えです。
これでは、猛暑から子どもと教職員の命を守り、最善の教育環境と省エネを進める本気度が問われる事態です。金子区議は総括質問で老朽エアコンの取替予算を増やし、エアコンを早期に一気に新しくするよう強く求めました。

庁舎庁舎改修は前倒し進む

一方、今議会にはシビック庁舎の外壁点検や窓清掃で使う5基の老朽ゴンドラを撤去し、3基を新設する総額15億円の工事契約の議案が提案されました。 当初、この工事は来年度に行う予定でしたが前倒しされ、工事費は5年前の見積りと比べ6割超の値上げとなっていることが金子区議の質疑で明らかになりましたが、日本共産党除く全会派の賛成で成立しました。金子区議は反対の態度表明の際、200億円超が投入されるシビック庁舎改修は、区民説明会が一度も行われず、工事の前倒しも含め進むのは区の説明責任を放棄するものだと指摘しました。

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