障害当事者と根津・千駄木の街を歩いて点検

12/21/2022

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 点字ブロックや視覚障害者用信号の不足次々と

  金子てるよし区議は11月13日福手ゆう子都議や鈴木のぼる台東区議とともに、視覚障害者の方から根津や千駄木、東大前駅周辺道路について現場を歩き課題をお聞きしました。当事者の方からは「根津駅前からせめて根津郵便局まで点字ブロックをつけて欲しい」と要望が出され、現地を歩いてみました。
 拡幅がある程度進み歩道は広いのに点字ブロックがないと、歩道の真ん中にある電柱にぶつかったり「最悪、方向感覚が失われる」との指摘が出されました。
 また、歩道の真ん中の電柱には衝突してもケガしないよう緩衝材を巻いているものと何もないものとあり、対応が統一されていないこともわかりました。「東大前駅から言問通り経由で根津までは点字が設置され安心できる」との声も。
 また、根津交差点では、4つある歩行者信号のうち、駅出口前から根津2丁目側へ渡る所のみ、音の出る視覚障害者用の信号機がないことが金子区議らに伝えられました。
 さらに金子区議らは不忍通りふれあい館に入り、当事者から「地階に下る階段の手前にグレーの点字があるが、現在の館内の照度だと暗くて殆ど見えず、階段とわからなくて落下してしまう」と深刻な実態も伝えられました。
 金子区議は「何度も利用する根津交差点の4つの歩行者信号の内、1つだけ音声式の信号機が無いことなど気づきませんでした。視覚に障害を持つ方が安心して暮らせるよう、課題山積です。課題を整理して区・都・警察などに働きかけ改善を求めていきたい」と語っています。




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